創業者の想い
餅ひと筋、創意工夫を重ね
まごころこめた餅菓子づくり
昭和23年(1948年)。初代遠藤忠一は妻きんと親族ともに、仙台市の中心部、片平でエンドー餅店を創業しました。「戦争で傷ついた人においしいものを」との想いからの開業でしたが、戦後間もなく物資が満足にないなか苦労の連続でした。試行錯誤をくり返しながら創意工夫を重ね、お餅、大福、だんご、水ようかんまで取り扱うまでに。平成16年(2004年)に永眠する直前まで、病床にあってもお客さまに喜ばれる味をと新たなレシピを考案するなど、旺盛な開発精神を発揮しました。「もうけを考えず、実直に真面目に、おいしい餅をつくること。いい材料で本物をつくること」と、安心・安全でおいしいお菓子づくりひと筋。その精神は、現在もしっかりと受け継がれています。
大正8年(1919年)宮城県亘理町生まれ。高校教員を務め、昭和23年(1948年)、29歳のとき仙台市の中心部、片平にて創業。昭和27年(1952年)、仙台東照宮にほど近い宮町に移転。平成16年(2004年)に永眠するまで、頑固一徹、和菓子ひと筋。